開催期間が8/6までと知り、終了間際に何とか行くことができました。
文化学園服飾博物館は初めて訪れたのですが、とても落ち着いた雰囲気でした。
三井家伝来の打掛、近代の宮廷衣装、江戸時代後期の武家の服飾などが展示されていましたが、その存在感と迫力、美しさに圧倒されました。
1階と2階に分かれていましたが、1階はなんといっても大正天皇ご着用の御祭服!
これが一番、素晴らしかったです。感激しました。
そこだけ装束が浮かび上がっているようで、別空間というか、神聖な空気が満ちているような、そんな感じがしました。
他にも束帯や直衣など、写真などでは見たことはあるものの実物を目にするのは初めてで、じっくり見惚れてしまいました。
衣装だけでなく、檜扇の大きさにもびっくり。
結構ゴツイのね・・・。
石帯(結構好きなのです)も実物を見ることができて、嬉しかったのなんの。
平安時代とはまた少し雰囲気の異なる近代の宮廷装束、本当に素晴らしかったです。
2階には目を見張るほどの美しい刺繍の施された小袖や打掛。
構図や色使いは、圧巻です。
個人的に面白いと感じたのが、武家装束の陣羽織と大紋。
大紋の紋の大きさと位置を、実物を見て確認できたのは勉強になりました。
もちろん、図録も購入。
でも大紋が掲載されていなかったのが、少々残念ではありました・・・。
図録を購入する際、思わず係の方に「素晴らしい展示内容ですね!」と感動を表さずにはいられませんでした。
なんでも前回同様の展示は20年以上前だったのだとか。
ということは、次回開催は20年後くらいかも?
そう考えると、今回見ることができたのは実に幸運でした。
この展示を教えてくださったKYさん、どうもありがとうございました!
教えてくださったおかげで、このような美しい日本の伝統衣装を堪能できました。
<(_ _)>