毎年夏の暑さを実感しますが、今年の暑さは例年になく厳しいです。
以前は30℃を越えるとしんどさを感じていましたが、今年は35℃以下だと「ちょっとラク・・・?」とすら感じてしまいます。
でもさすがに35℃を超えるような気温は、体が疲れてしまいますね。
少しさかのぼりますが、5月のゴールデンウィークの間の平日に、なでしこ会の方からお誘いをいただき、明治記念館で開催されるお茶会に参加してきました。
今回お誘いいただいたのは、裏千家淡交会の懇親茶会。
恥ずかしながら、お茶は若い頃に『一日体験』というよくある体験モノに数回参加した程度の経験しかないので、このお茶会はとても楽しみにしていたと同時に少々緊張もしていました。
(昔から茶道に憧れはあったものの、正座ができなくて挫折しました・・・(^_^;))
一緒に参加した娘は表千家を習った経験があるので、娘を頼りにしましたが。
明治記念館はカルチャーの認定式で何度か訪れたことがありますが、やはり会場のしつらえが素晴らしかったです。
濃茶席、薄茶席、立礼席、どれもお茶がおいしかったこと!
(もちろんお菓子も。)
お茶ってこんなに美味しいものなのね・・・と実感した次第です♪♪
それぞれのお席でのしつらえの解説もありましたが、ド素人の私には正直詳しいことはわかりかねたものの、その雰囲気は堪能させていただきました。
そしてやはり参加されている方々の着物姿に目がいってしまいます。
裏千家ということもあるのでしょう、とても華やかな訪問着姿の方が多かったように感じました。
中には色無地の方もいらっしゃいましたが、その方は地紋が菖蒲(杜若?)で季節感を感じさせてくださり、さすが!と感心しました。
お茶の方々は、訪問着にも紋を入れていらっしゃいますね。
今は一般的には訪問着には紋を入れなくても準礼装の格があるとみなされていますが、やはりお茶の世界では訪問着にも紋を入れていらっしゃ,ると、あらためて勉強になりました。
私自身は、この日は1つ紋の胴抜きの色留袖を着用。
この季節に合う胴抜きの準礼装がこれしかありませんでした・・・。
(1つ紋の色留袖は訪問着感覚で着られます)
模様の一部に、杜若が描かれているので、かろうじて季節感が出せたかな・・・と。
娘はミントグリーン色の唐花模様の胴抜きと、杜若模様の袋帯です。
娘の方が季節感のある装いになりました。(⌒∇⌒)
お茶に疎い私は念のため5月のお茶席は胴抜きにしましたが、単衣の方もいらっしゃったので、単衣でもよいのだと知りました。
また男性の袴姿の方もいらっしゃり、これも勉強になりました。
お茶室では女性のお太鼓も膨らみを控えめにするのと同様、男性の袴帯の結び目も厚みが出ないようにする、と以前聞いたことがあります。
思わず男性の背板の部分に視線が向いてしまいました。
通常の帯結び(一文字のヒダ山を真後ろに向けていると思われる)の厚みの方もいらっしゃいましたが、中には明らかに厚みが薄い方もいらして、これは一文字のヒダ山が上を向いているのではなかろうか、はたまた貝の口か・・・などと推察しました。
最後の点心席の豪華さにも圧倒され、お腹一杯、大満足。
気楽に本格的なお茶会を体験できる、大変貴重な一日でした♪♪
来年もまたぜひ参加したい・・・と誘ってくださった方に後日お願いした次第です。
(⌒∇⌒)