昨日今日と、とても気持ちのよい秋晴れです。
窓を開けていると、心地良い風が流れてきます。
今日はお彼岸。暑さ寒さも彼岸まで、ですね。(⌒∇⌒)/
先月末から界切線について調べていてわかったのは、「界切線は帯だけにあるものではない」ということ。
そもそも「界切り」とは、
『織物の両端に区画・装飾などのために太糸・金銀糸飾り糸などを織り込んで表した部分』("コトバンク"より)
というわけで、織物全般に使われる言葉なのだそうです。
帯地だと、
『織物の両端のしるしに地糸とは違った糸を織り込んだ部分。帯地はこの界切りがいかされるので装飾的に加工され、金・銀糸や変わり糸などが使用され、その下部にも織留めのしるしがある。』("きもの用語大全"より)
となるのですね。
そして実は、反物にも「界切線」がありました!
↑で左の反物の「紋付」の下にうっすらと線があります。
また右の反物でも金色のシールの上下に線があります。
これらの線が反物の「界切線」です。
それとなんとタオルにも界切線が!
↑で白い指が指しているとことが「界切線」です。
『界切とは、織物全般に使われる言葉。タオルでいうと、両端から少し内側についている地糸とは異なる糸で織ったラインの部分。「ボーダー」「ライン」とも呼ばれる。』(神野織物のHPより)
知る人ぞ知る業界用語なのですね~。( ´∀` )
ちなみに長方形のタオルを横長に置いたとき、長い方の辺(つまり上と下の辺)は「耳(みみ)」、短い方の辺(=左と右の辺)は「ヘム」というのだそうです。
ほほぉ~う、1つ賢くなった気分です。
というわけで、長らく界切線にお付き合いくださり、ありがとうございました。
季節の変わり目です。皆さま体調にお気をつけてお過ごしくださいませ。
<(_ _)>