衿芯の探究4

およそ2か月の自粛生活でしたが、これほどまでにほとんど家の外に出ることのない生活は、大人になって初めてかもしれません。

解除されたとはいえ、まだ<終息>ではなく、<収束>。しかも再度の感染拡大も心配されます。引き続き注意して過ごしていかなければなりませんね。

 

この自粛期間中は、メンバーとして活動している「きものサークル やまとなでしこ会(通称 なでしこ会)」のブログを積極的に更新していました。

なでしこ会も3月の初めに開催して以来ずっとお休みだったので、その期間中、少しでも気晴らしになればと思い、少しずつ自装の手順を肌着から説明していきました。

途中、いわゆる「うそつき襦袢」についての説明も挟んでいるので、まだ長襦袢が終わったところです。ふぅ。目標はお太鼓までなので、まだまだ先は長いぞー。

 

なでしこ会のブログは、活動報告の他、メンバーの方からの疑問・質問を中心に書き進めています。

一方こちらのブログは、日ごろ気になったことなどを備忘録のように書き綴った、いわば<ひとりごと>です。

どちらのブログも、書き始めると長くなってしまうのが悩みです・・・。

書き留めておきたいことが、多すぎるのでしょうね。

読んでくださる方には申し訳ないです・・・。(^▽^;)

 

といいつつ、衿芯について、もう少し突き進めていこうと思っています。

 

 


今回は塩瀬の衿芯について。

 

<素材>のところで触れたように、柔らかな素材です。

一文字タイプのみですが、首の付け根のところが丸くくれている「クリ」タイプもあります。

↑はクリなしですが、塩瀬の特徴として、後ろの丸みが柔らかで、首の横がペタッとしずぎず、立ちすぎもせず、というシルエットですね。

 

個人的には塩瀬のクリの方を気に入っています。

クリタイプの方が、より首の後ろのところでフィットする感じがしますし、衿が首の両側(=肩)のところで身体に沿わせやすい気がします。

つまり、衿の浮きが少ない。

そして衣紋の抜き具合や衿合わせの半衿の折れ山のところのシルエットが、ピッとしずぎず、柔らかなシルエットを作るところが、私は好きです。

 



 

上段はクリなし、下段はクリあり、です。

写真ではあまり細かなシルエットの違いはわかりにくいかと思います。

ちなみに真ん中の写真でクリップをつけているのは、長襦袢を着たときと同じく下方向に力がかかるようにするためです。

 

右の写真で、衿の角度の違いがお分かりいただけるでしょうか。

クリタイプの方が、くれている部分が身体にフィットする分、わずかに衣紋が大きく抜けました。

 

クリの有無ってわずかな違いではあるけれど、やはり違いはあるものですね。

私自身も写真を確認して、あらためて実感しました。

 

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

<(_ _)>

 

 

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