外出自粛の生活がもはや日常となり、その生活のペースにも慣れてきた感じがしますね。
いつまで続くのかとか、この先どうなるのかとか、いろいろ思うことはあるものの、取りあえずはできる限りの感染対策に努めて、乗り切りたいです。
時間に余裕ができたので、日ごろなかなかできないことに取り組んでいます。
久々のパン作りやお菓子作り(でも小麦粉が店頭から消えてしまいました・・)、繕い物、台所の徹底的な掃除、整理整頓・・・。
こちらのブログやなでしこ会のブログの更新も、頑張っております。 (^▽^)/
実はこのHPも、少々変えてみました。
一見わかりにくいかもしれないほどの、マイナーチェンジですが。
以前よりは多少は読みにくさが軽減されたかな・・・そうだといいな・・・。
もっと大胆に改善してみたいと思うものの、いかんせんシロートが一人で頑張っているので、ご容赦くださいね。(*^-^*)
さて、前回に続き、差し込み式衿芯についてです。
今回も引き続き、<素材と使い分け>です。
④ メッシュ(写真左)
樹脂加工ナイロン製で、主に夏用として販売されていますが、夏以外に使ってはダメ、ということはありません。
柔らかいところが気に入っていて、私は一年中使っています。
だいたい1本300円弱、といったところでしょうか。
通気性も良い、とよく商品説明にあります。
衿芯の通気性については、伊達締めのように素材による違いをはっきりと自覚できるかというと、正直私はそれほど感じていません。「今日の衿芯は蒸れるなぁ」とか「この衿芯は風がよく通って涼しい」とか、そういった感じ方はしていません。
でも、やはり使っていて「心地良い」と感じるのは、単に軟らかいというだけでなく、通気性も関係しているからだと思います。
通気性、良いと思います・・・( ´∀` )/。
柔らかいので、身体によく沿います。首の横で平らに寝かせるような衿のシルエットを、作りやすいです。
一文字もありますが、私は変形タイプの方が好みのシルエットになるので、変形の方を使っています。
柔らかいですが、決して弱いということはありません。
私は昨年、洗える長襦袢にこの衿芯を入れたまま、誤って洗濯機に入れて洗ってしまいました・・・。
でも、全く問題ありませんでした。ε-(´∀`*)ホッ
(入れたまま洗うことを推奨しているわけではありませんよ、念のため。)
礼装でしっかり衣紋を抜きたいときは、このメッシュでも使えなくはないのですが、個人的な好みで礼装の時はもう少しカチッとした衿元にしたいので、私は塩瀬を使うことが多いです。(それでも塩瀬・・・)
これも個人の好みです。
⑤ 極薄(写真右)
こちらも柔らかいプラスチック素材でできています。クリアファイルのような素材、といえばイメージしやすいと思います。
ポリエチレン樹脂やポリプロピレンだったりと、メーカーによって違いがありますが、使い勝手はそこまで大きく違わないと思います。
一般的にはポリエチレンとポリプロピレンは共通する特徴も多く、違いとしてはポリエチレンの方が柔らかいとのことですが、私の持っているのは(多分)ポリエチレン製の方で、ポリプロピレン製のものを持っておらず、正確には比較できませんでした。
柔らかくてしなやかなので、こちらも自然に身体になじみます。
個人的には、メッシュよりは「衿」という感じに仕上がるような気がしますが、衿元が主張しすぎない感じです。
2本入りで300円前後、といったところです。通年使えます。
衿がどうしても浮いてしまうとか、柔らかな衿元が好き、という場合には、衿先を短くして首の後ろにだけ入れる、という裏ワザもあります。
この場合は、長襦袢の外側の首の後ろの部分の半衿を少し縫わずにあけておかないといけませんね。また、100均のクリアファイルで代用する、という方法もあるとか・・・。私は実際に試したことがないので、何とも言えませんが・・。
⑥ セル
ポリエチレン製なのですが、商品名に「セル直」とか「セル船底」というように「セル○○」となっています。
<あづま姿>というメーカーから販売されているものに、この名称がついているものがあります。
(もちろん<あづま姿>ではセル以外にも綸子や塩瀬、メッシュなど、衿芯全般を扱っています。)
特徴は「薄くて硬い」なのだそうです。
実は私はこの「セル」の衿芯を持っていないことに、ふと気づきました。
だから、商品説明に記載されている特徴しか知識がなく、歯切れの悪い書き方になっています。
やはり自分自身で体験してみないと、中途半端なことしか言えず・・。
自分自身もこれではスッキリせず、このままだと気になって仕方がありません。
というわけで、ネットでポチッと注文しました。
数日後に届くはずです。
届いたら、いろいろと試したり比較したりしたいと思います。
そうしたら、あらためてご報告しますね。
⑦ 小衿芯
衿芯と名の付くものに、この小衿芯というものがあります。
細くて、先端に紐がついています。
他の衿芯が長襦袢に差し込むのに対して、これは肌襦袢に差し込みます。
肌襦袢によって、差し込めるものと差し込めないものがありますが・・・。
主に美容衿とか仕立て衿と呼ばれるものと一緒に使うものです。
詳しい使い方は、また改めてご紹介しますね。
取りあえず「小衿芯」なるものがある、ということだけ知っていれば十分だと思います。
写真は、コーリンとの比較です。
以上の7種類が、衿芯の主な素材と使い分けです。
・・・長かった・・・。
衿芯も、実に様々です。
衿元のシルエットにこだわり出すと、衿芯に行き着きます。
使用時の感触も全く違います。
次回も引き続き、衿芯についてです。
それぞれの衿芯について、シルエットがどう違うか、まとめてみたいと思います。
ここまで読んでくださり、どうもありがとうございます。
引き続き、お付き合いくださると、嬉しいです。
時節柄、どうぞご自愛くださいね。
<(_ _)>