9月も終わりの頃になると朝晩は秋らしさを感じますが、日中はまだまだ残暑が厳しいですね。
きものは「季節の先取り」がおしゃれとされていますから、洋服だと暑ければ半袖などの夏の装いでもよいのですけれど、きものだと夏を引きずるわきにもいかず・・・。でも外は暑いし・・・。
何を着るか、悩ましですね。
今月のなでしこ会は、9月の初めと終わりに活動しました。
暑くても、秋を意識して濃い色のお着物や帯だったり、薄い色でも模様が秋のモチーフの物だったりと、皆さんそれぞれ工夫された秋の装いでした。
まだまだ汗をかくこの時期は、木綿や麻のお着物が重宝します。濃い色のお着物だと夏っぽくないですし、なんといっても自宅で洗えるのが嬉しいですね。
なでしこ会では毎回、最後に写真を撮ります。
皆の装いの記録と、ご自身の着姿の確認のためです。
自分の着姿って、鏡の前では手や顔などが動いているからでしょうか、なかなか全体のバランスを客観的に見ることが難しいです。
鏡の前では気づかなかったことが、写真ではわかる・・・。そのようなことが、よくあります。
帯の幅や高さ、裾線の上がり具合、はたまた着物の色が思ったほど自分に合っていない・・・などなど。
写真にすると、反省点が結構浮彫になります。
もちろん、良い点も、ですが。
写真に写るときのポーズも、ちょっと工夫を。
前姿の場合は、カメラに対して斜めに立ち、カメラに近い方の足を少し後ろに引く。
体重は後ろの方に移動し、背筋を伸ばす。
後ろ姿の場合も、片足を後ろに引き、頭が上に引っ張られるような感じで背筋を伸ばすと、スッとした立ち姿になります。
とはいえ、言うは易く行うは難し・・・です。
でもなんとなく撮られるのではなく、ちょっと意識するだけでも違ってくると思います。
下の左の写真は、いつもの何気ない後ろ姿。
真ん中の写真は、意識して背筋を伸ばした後ろ姿。
やはりちょっと違うきがします。背筋を伸ばした方が、スッキリしていますね。
まぁ、自己満足なのかもしれませんが・・・。