今年はいつまでも暑さが続きました。ようやく10月のお終わりになって、秋を感じたような・・・。それでもまだまだ気分的には9月です・・・。
↓の写真はある日のお稽古風景。
9月に中等科を修了されたKさんと、現在高等科に在籍中のSさんとの着せ合いのお稽古です。Kさんは来月お孫さまのお宮参りでお嬢さまの着付けを予定されているので、訪問着の練習。Sさんは写真館での着付けでここしばらくは七五三のに集中していたので、そろそろ振袖を思い出そうと練習。
それぞれ生身の人間への着付けなので、力加減や補正の具合を確認しながら着付けました。
初めての帯結びにも挑戦して、お疲れさまでした。
10月28日には香道直心流秋季香会が東京国立博物館「応挙館」にて開催され、今年入門したばかりの私は初めて参加させていただきました。
先代お家元七回忌の献香式・追善香と伏籠手前が行われました。
七回忌ということで、師範以上の方々は「式服」というお着物をお召しでした。
式服は直心流独自のお着物だそうで、私も初めて見るお着物でした。
比翼仕立ての黒留袖の裾模様がないお着物、というとわかりやすいかもしれません。洋装のスーツのような雰囲気で、確かに「式服」という言葉がぴったりでした。
そのお稽古独自のお着物ってあるのですね。勉強になりました。
一般の参加者は普通の礼装(という言い方も変ですが)。
私はカルチャー研究所の春の認定式にも着用した、胴抜き仕立ての付下げを着て行きました。10月末でしたが、単衣の長襦袢と胴抜きで正解。やっぱり胴抜き仕立ての着物は重宝します。
追善香では試香二柱・本香六柱と計八柱もありましたので、初心者の私は途中から何が何だか・・・。どれも素晴らしい香りでしたので堪能しましたが・・・当てられませんでした。
平安王朝の雅な心をお手前に表現した「伏籠手前」はため息をつくほど優雅でした。
間近で見ることができて、感激でした。